項目間の従属性1
関数従属性
あるテーブル上で項目Xが決定すると、項目Yが自動的に一意に決まること。
これを「項目Yは項目Xに関数従属している」といい、X→Yと表す。
関数従属性には以下に示す推測論が成立する。
反射律 | YがXの部分集合の場合X→Yが成立 |
増加律 | X→Yならば{X,Z}→{Y,Z}が成立 |
推移律 | X→YかつY→ZならばX→Zが成立 |
擬推移律 | X→Yかつ{W,Y}→Zならば{W,X}→Zが成立(推移律の拡張) |
合併律 | X→YかつX→ZならばX→{Y,Z}が成立(分離率の逆) |
分解律 | X→{Y,Z}ならばX→YかつX→Zが成立(合併律の逆) |
部分関数従属と完全関数従属
あるテーブル上の項目がX{X1,X2,X3}→Yの場合。
{X1,X2}→Yや{X2,X3}→YなどXの全ての要素を用いなくても関数従属性が成立するものを部分関数従属。
Xの全ての要素を用いて初めて関数従属性が成立するものを完全関数従属という。